社内SEって給与が低そう。
年収下がりそうだから転職に躊躇してしまう…
社内SEを目指す方なら、気になるのがお金の話。
高給・激務はもうこりごりだけど、いくら楽でもお金がなくて生活が成り立たないと本末転倒ですよね。
実際のところ一般的な社内SEはどのくらい給与をもらっているのか?
そこで現役社内SEである私の年収事例を公開したいと思います。
その上で一般的な社内SEの給与がどのくらいなのか?と、年収を増やすためにすべきことをお教えします。
また、私の知り合いに社内SEをしている友人が何人からいますので、その事例についても合わせて紹介していきたいと思います。
社内SEの給与を公開
社内SEの給与事例を紹介していきます。
私(33歳・5年目)の給与
それではまずは私の給与から紹介していきます。
年齢 | 28~33歳 |
勤続年数 | 5年 |
勤務地 | 東京 |
業界 | サービス業 |
情シス部門人数 | 13名 |
主な仕事 | システム企画、運用、ベンダーマネジメント |
上記のスペックで、現在、年収:650万円ほどです。(残業代込の金額)
転職した当初はもう少し低く、570万円くらいでした。
この値を高いと感じるか低いと感じるかは人それぞれだと思います。
後輩Aの前職
今の職場の同僚の中に前職が社内SEだった人がいます。
年齢 | 23~26歳 |
勤続年数 | 3年目 |
勤務地 | 東京 |
業界 | 旅行業 |
情シス部門人数 | 2名 |
主な仕事 | 調達、ヘルプデスク、ベンダーマネジメント |
年収:380~430万円
少ない人数の中で頑張っていたようですが、金額はちょっと寂しい額です。まあ新卒であることを考えると妥当かもしれません。
後輩Bの前職
同じく同僚の前職社内SEの女性です。
年齢 | 23~26歳 |
勤続年数 | 3年 |
勤務地 | 東京 |
業界 | 製造業 |
情シス部門人数 | 10名 |
主な仕事 | ヘルプデスク |
年収:480~550万円
こちらは新卒で総合職で入社して、たまたまシステム部門に配属されたようです。
残業が多かったとのことで初年度から結構な金額をもらっていました。
居心地はよかったとのことですが、結婚を機に退職したようです。
先輩Cの前職
続いても同僚ですが、前職で社内SEをしていた先輩です。
経歴は、インフラエンジニア → 社内SE(前職2年) → 社内SE(現職8年)ときており、前職の社内SE時の年収です。
年齢 | 28~31歳 |
勤続年数 | 2年 |
勤務地 | 東京 |
業界 | Web広告業 |
情シス部門人数 | 4名 |
主な仕事 | インフラ担当、ヘルプデスク |
年収:600万円
ベースはなかなか良かったけど、残業代がほとんど出なかったとのことでした。
友人(前職の同期)の例
続きまして、私の前職の同期です。私よりも早く社内SEに転職していきました。
当時のスペックは以下です。
年齢 | 27歳 |
勤続年数 | 2年 |
勤務地 | 大阪 |
業界 | メーカー |
情シス部門人数 | 2名 |
主な仕事 | 調達、ヘルプデスク |
年収:400万円
けして高い金額ではありませんが、大阪ということを踏まえると悪くない金額な気がします。
仕事は楽だと話しており、当時めちゃくちゃ羨ましく思った記憶があります。
高校の同級生の例
続きまして、高校の同級生に社内SEをしている友人がいます。
年齢 | 33歳 |
勤続年数 | ? |
勤務地 | 神奈川 |
業界 | 広告・デザイン |
情シス部門人数 | 3名 |
主な仕事 | 調達、ヘルプデスク、デザイナー |
年収:650万円
デザイナーとしての仕事もしながら、社内システムの面倒も見ているようです。なかなか大変そうです。
以上、ここまで私の身近にいる人から年収に関する話を紹介しました。
お金という公開することが躊躇われる話ですので、聞きだすのに苦労しました。後輩からはめんどくさい先輩だと思われたかもしれません。。。また少し盛って話している人もいるかもしれませんので、あくまで参考値として捉えていただければと思います。
社内SEの年収UPする方法
社内SEの給与はあがらない?
何人もの人から年収を聞き出すにあたって、気づいたことがあります。
それは、社内SEの給与は上がらないということです。
金額に幅があった人でも、そのほとんどは残業代の変動によるものであり、昇給はほとんど無かったor微々たるものだったという意見が圧倒的に多かったです。
社内SEの給与があがらない理由
社内SEの年収が上がらないのはなぜなのか?それは会社の給与テーブルに関係しています。
多くの会社では、給与テーブルに基づいて給与が算出されており、年に1回の評価の上で昇給があります。営業部や開発部といった職種であれば、実績に応じたインセンティブが支払われたり、役職がつくことで給与に反映されていきます。
しかしながら社内SEは、これと言って成果と呼べるものがありません。多くの会社では社内SEは「技術職」というよりは「事務職」という位置付けであることが現実です。そのため、役職といったポジションがほとんど用意されていません。
そのため、年齢による微々たる昇給しか期待ができないのです。
社内SEの年収UP方法
以上のことから、社内SEの給与はあがりません。同じ会社で長く勤めたとしても給与の上昇はたかがしれています。きっと長く勤め上げたとしても、10年、20年後にもらえる年収は今とさほど変わらないでしょう。
社内SEとして年収を上げるためには、別の会社に転職するしかありません。転職して年収のベースをあげるのが一番手っ取り早い方法です。
社内SEという職業は、社内SE → ベンダーSE というキャリアパスはほとんどありませんが、社内SE → 社内SEというキャリアパスであれば引く手あまたです。
社内SE経験者を求めている情報システム部門なんていくらでもあります。
今の年収に満足がいかない人は転職を考えてみるのはいかがでしょうか。
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